■ギターコードの覚え方(初級)
まずは13パターン、これだけは暗記してください。
<@→人差し指 A→中指 B→薬指 C→小指>
絃を押さえる指の番号。
当然ですが、押さえてない絃(開放絃)も一緒に弾きます。
※6弦×は弾かない。DmのBはCでも押さえられるように。
■ギターコードの覚え方(中級・ハイポジション)
EとAの2つのフォームで十分。
《Eフォーム形》 Eコードの指@をAに変える、BをCに AをBに変えて、
そのまま1フレットブリッチ側にずらして、@の指で1フレット全部を押さえると、
Fコードになる。更にそのまま1フレットずらすとF♯又はG♭(異名同コード)となる。
整理すると、
Eフォームでそのまま1フレットづつブリッチ側にずらしていくと次のようになる。
(コード)E⇒F⇒F♯・G♭⇒G⇒G♯・A♭⇒A⇒A♯・B♭⇒B⇒C⇒
(フレット)0⇒1⇒ 2 ⇒3 ⇒ 4 ⇒5⇒ 6 ⇒7⇒8⇒
E ⇒F ⇒F♯・G♭ ⇒G⇒G♯・A♭⇒A⇒A♯・B♭⇒
0フレット 1f 2f 3f 4f
5f 6f
※Emコードの指BをCに AをBに変えてそのまま1フレットブリッチ側にずらして、
@の指で1フレットを全部押さえるとFmになる。
Em ⇒ Fm ⇒F♯m・G♭m⇒Gm⇒Gm♯・Am♭⇒Am⇒Am♯・Bm♭⇒
0フレット 1f 2f 3f 4f
5f 6f
※E7コードの指@をAに、2をBに変えてそのまま1フレットブリッチ側にずらして、
@の指で1フレットを全部押さえるとF7になる。
E7 ⇒ F7 ⇒F♯7・G♭7 ⇒G7⇒G7♯・A♭7⇒A7⇒A7♯・B7♭⇒
0フレット 1f 2f 3f 4f
5f 6f
※要するに形を覚えて、そのままずらしていけばいいわけです。
複雑になりますが、EやFという場合は1音のことです。
コード(和音)をさす場合は正確にはEコード、Fコードという。
が、実際にはコードは省略してEやFというからややっこしい。
EコードはE(ミ)を基準(ルート音という)に E(ミ)・G♯(ソ♯)・B(シ)
と、3つ音が重なってEコードという。
Eフォームの場合は6絃にルート音があります。
<6絃を押さえている音がコード名になる。>
6絃 開放 0f | 1f | 2f | 3f | 4f | 5f | 6f | 7f | 8f |
(コード名) E | F | F♯ ・ G♭ | G | G♯・A♭ | A | A♯・B♭ | B | C |
(音名) ミ | ファ | ファ♯・ソ♭ | ソ | ソ♯・ラ♭ | ラ | ラ♯・シ♭ | シ | ド |
<E⇔Fと B⇔Cは1フレット間隔、他は2フレット間隔>
≪Aフォーム形≫Aコードの指3をCに、AをBに、@をAに変えて、
そのまま1フレットブリッチ側にずらして、@の指で1フレットをセーハすると、
A♯又はB♭コードとなる。(セーハとは1絃から6弦まで全部押さえること)
整理すると、
Aフォームでそのまま1フレットづつブリッチ側にずらしていくと次のようになる。
(コード)A⇒A♯・B♭⇒B⇒C⇒C♯・D♭⇒D⇒D♯・E♭⇒E⇒F⇒
(フレット)0⇒ 1 ⇒2⇒3⇒ 4 ⇒5⇒ 6 ⇒7⇒8⇒
A ⇒A♯・B♭ ⇒B ⇒C⇒C♯・D♭⇒D⇒D♯・E♭⇒
0フレット 1f 2f 3f 4f
5f 6f
Am ⇒Am♯・Bm♭⇒Bm ⇒Cm⇒Cm♯・Dm♭⇒Dm⇒Dm♯・Em♭⇒
0フレット 1f 2f 3f 4f 5f 6f
A7 ⇒A♯7・B♭7⇒B7⇒C7⇒C7♯・D7♭⇒D7⇒D7♯・E7♭⇒E7⇒
0フレット 1f 2f 3f 4f
5f 6f 7f
Aフォームの場合は5弦にルート音があります。
<5絃を押さえている音がコード名になる>
5弦 開放0f | 1f | 2f | 3f | 4f | 5f | 6f | 7f | 8f |
(コード名) A | A♯・B♭ | B | C | C♯・D♭ | D | D♯・E♭ | E | F |
(音名) ラ | ラ♯・シ♭ | シ | ド | ド♯・レ♭ | レ | レ♯・ミ♭ | ミ | ファ |
<B⇔C と E⇔Fは1フレット間隔、他は2フレット間隔>
■ギターコードの覚え方(上級・構成音をマスターしよう)
・EM7(イー・メジャーセブン)の構成音はE(ミ・ソ♯・シ)+レ♯(E音・ミ から長7度高い音)
⇒FM7⇒
Aの指をBに、@をAに、BをCに変えてそのまま1フレットブリッチ側にずらして、
@で1フレットセーハするとFM7 (以下 中級のEフォーム形を参照)
※EM7のレ♯が半音下がると、E7(ミ・ソ♯・シ+レ)となる。
・Em7(イー・マイナーセブン)の構成音はEm(ミ・ソ・シ)+レ(E音・ミ から短7度高い音)
⇒
@の指をBに変えてそのまま1フレットブリッチ側にずらして、
@で1フレットセーハするとFm7 (以下 中級のEフォーム形を参照)
※Em(ミ・ソ・シ)の第2音を半音上げると E(ミ・ソ♯・シ)になる。
・E7SUS4(イー・セブンサスフォー)の構成音はE7(ミ・ソ♯→ラ・シ・レ)の第2音を半音上げる。
⇒
Bの指をCに、AをBに変えてそのまま1フレットブリッチ側にずらして、
@で1フレットセーハすると F7sus4(以下 中級のEフォーム形を参照)
・AM7(エー・メジャーセブン)の構成音はA(ラ・ド♯・ミ)+ソ♯(A音・ラから長7度高い音)
⇒
Bの指をCに、@をAに、AをBに変えてそのまま1フレットブリッチ側にずらして、
@で1フレットセーハするとA♯M7又はB♭M7 (以下 中級のAフォーム形を参照)
※AM7のソ♯が半音下がると、A7(ラ・ド♯・ミ+ソ)となる。
・Am7(エー・マイナーセブン)の構成音はEm(ラ・ド・ミ)+ソ(A音・ラ から短7度高い音)
⇒
@の指をAに、AをBに変えてそのまま1フレットブリッチ側にずらして、
@で1フレットセーハするとA♯m7又はB♭m7 (以下 中級のAフォーム形を参照)
※Am(ラ・ド・ミ)の第2音を半音上げると A(ラ・ド♯・ミ)になる。
・A7SUS4(イー・セブンサスフォー)の構成音はA7(ラ・ド♯→レ・ミ・ソ)の第2音を半音上げる。
⇒
Bの指をCに、@をBに変えてそのまま1フレットブリッチ側にずらして、
@で1フレットセーハすると A♯7sus4(以下 中級のAフォーム形を参照)
・dim(ディミニッシュ) 4音構成で、それぞれの音間が短3度。
5弦ルート音
Bの指をCにAをB、@をAに、に変えてそのまま1フレットブリッチ側にずらして、
@で1フレットセーハするとBdim (以下 中級のAフォーム形を参照)
⇒ ⇒ Cdim ⇒C♯dim又はD♭dim⇒
4絃ルート音(6弦・5絃×弾かない)
⇒ Edim ⇒ Fdim ⇒
4弦 開放0f | 1f | 2f | 3f | 4f | 5f | 6f | 7f | 8f |
(コード名) D | D♯・E♭ | E | F | F♯・G♭ | G | G♯・A♭ | A | A♯・B♭ |
(音名) レ | レ♯・ミ♭ | ミ | ファ | ファ♯・ソ♭ | ソ | ソ♯・ラ♭ | ラ | ラ♯・シ♭ |
ディミニッシュ・コードは3種類
※A♯dim(ラ♯・ド♯・ミ・ソ)4つの音はどれもルート音に出来ます。
A♯dim(ラ♯・ド♯・ミ・ソ)=C♯dim(ド♯・ミ・ソ・ラ♯)=Edim(ミ・ソ・ラ♯・ド♯)
=Gdim(ソ・ラ♯・ド♯・ミ) 4つのコードはすべて同コード
※Bdim(シ・レ・ファ・ソ♯)4つの音はどれもルート音に出来ます。
Bdim(シ・レ・ファ・ソ♯)=Ddim(レ・ファ・ソ♯・シ)=Fdim(ファ・ソ♯・シ・レ)
=G♯dim(ソ♯・シ・レ・ファ) 4つのコードはすべて同コード
※Cdim(ド・ミ♭・ソ♭・ラ)4つの音はどれもルート音に出来ます。
Cdim(ド・ミ♭・ソ♭・ラ)=E♭dim(ミ♭・ソ♭・ラ・ド)=G♭dim(ソ♭・ラ・ド・ミ♭)
=Adim(ラ・ド・ミ♭・ソ♭) 4つのコードはすべて同コード